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 The Factory

<木の材料について>
Lakewood Guitarの木部材料はトップはもとより、サイド及びバックとも全て単板です。木材は板状に処理された後、最低2−3年間、湿度45%に維持された材料室に保管されます。
<製作過程について>
まずトップとバックを整形し、フレーシングを施します。トップはテンションを得る為、自社開発のプレスにより若干のアーチがかれられています。トップのプレーシングはいわゆる”X”型です。グランド・コンサート・スタイル(M)はこのXブレースにスキャロップを施してあります。
サイドの単板は、加熱されたスチームで曲面化され、木型の中でブロックやライニングを接着した後、トップとバックを接合しボディーが形成されます。
上記に並行してネックが作られます。ネックのジョイントは現在では所謂ボルトオン方式です。。ヒールの後ろ側、指板の下部にネックの一部がブロック状に延長されており、このブロックがボディ内部のアッパー・ブロックの溝に食い込む様に接合されます。この方式のネックジョイントは強力で、ネックのトラブルのないギターを実現しています。
ネックの仕込み角度は89.75度に調整されています。ボディとネックが完成した後、塗料が剥がされて、ブリッジが取り付けられます。これは、駒浮きと呼ばれるトラブルを回避する方式であると共に、振動伝達に優れています。塗装はラッカー(Polyurethane Lacquer)仕上げです。サテン・マットの場合は8-10回、グロスの場合は実に12-14回の塗装回数と、薄く丁寧な塗装がなされ、ギター全体の音響的振動を殺すことなく、美しい外観を与え、保護します
。    

                               
1. 工房 2. 木材置き場
   
3. カット前のブラジリアン・ローズウッド 4. 手加工によるネックプロファイルの形成
   
5. トップブレース用のモールド  5-1.サイドベンディングマシーン
 
6. レイクウッドの手工ギター製作者がギターの側面の内部を綿密に調べる。ナイフを使って、丹念に余分な接着剤を取り除く。このような細部への注意がレイクウッドの構造のあらゆる点で重要な基礎となっている 7. バックを取りつける前のトップとサイドの準備。アーチ型のトップは、特別に型どられたモールドの上にしっかりと固定される。クラフトマンが、すべての準備が整ったと判断した時、バックが注意深く取りつけられる。 
 
8. 熟練クラフトマンが、D−シリーズ・ギターのトップ、バック、サイドを注意深く組み立て接着する。 9. 古典的なスタイルのバインディング作業。
10.レイクウッドの手工ギター製作者が、M−シリーズ・グランドコンサート・ギターのボディーにネックを正確に取り付ける。 11. 塗装ブースの中で作業する手工ギター製作者。
 
12. フレッティング。 13. 完成し、出荷準備が出来たギター